土で木を染めるベンガラの話を聞いてから、ぜひ何かに使ってみたいと考えていたことろ、出店で使用しているスタンドを「まるみつこうさく」がリメイクしてくれるということになり、このスタンドをベンガラで塗ることに。
せっかくだから、教えてもらいながら自分で塗らせてもらった。
まずは顔料をお湯でよく溶かす。
ここでしっかり粒子を細かくすると染まったときの浸透がしっかりするので、念入りにゴリゴリ。
お湯を使うのは溶けるスピードを上げるため。
何事も下準備は大切ですね。
ペーパーをかけて磨いた材に布で一気に塗り込んでいく。
全体にサッと広げる感じでベンガラを塗り、乾拭きでなじませる。
塗料自体のムラがないように、布を塗料に浸しながら良く混ぜるのも忘れずに。
色の濃さを見て重ね塗りをするとドンドン深みがましていく。
細かいところまで、しっかり染める。
染めた木は塗料を乾かしてからミョウバンで色を定着させる。
これで水に濡れても色あせたりしない。
さらに材の保護と艶出しのためにエゴマ油を塗り込む。
小口や細かいところまでしっかり入れる。
まさに塗り込むという感じで、グッと力の入る作業だった。
これで耐久性もアップ!
その後、深みと艶を増すために植物性のワックスを塗るとウットリする出来上がり。
これで、全てナチュラル。
触り心地も気持ち良く、経年変化も楽しめそうです。
しかも、作業後に手を洗うと、スッキリきれいなって、さっきまで素手で塗料を触っていたなんて嘘みたいだった。
スタンドはベンガラ8色中6色を使って、色サンプルにもなるようにできています。
不定期でいろんなイベント会場にも現れます。
まるみつこうさくのベンガラ「つちかえる」、詳しくはコチラ