5月30日(曇り・梅雨の復活?)
梅雨らしい梅雨かと思いきや、もう明けるのでは。。とウワサされ始めたところ、雨が帰ってきそうな。
天気によって、その日できるコトと、できないコトが出てくるし、ちょっとタイミングを逃すと、1〜数週間の遅れをまねくコトも。
今年の3月初旬、学校が休みになって、週二日は子連れ出勤の畑学童(子供たちに好評)という時期。
アタイグヮーデンのレイアウトも決まり、別の圃場用に作っていたコーンの苗を使ってもいいという話があったので、まずは定植のいい時期が近い、このコーンの畝から立てていこうとトントン拍子。
コーンを定植してたころに、しばらく雨が続くかもとの情報が。
農場のスタッフはそれぞれが天気の情報源を持っていて、自分の予測をよく伝え合う。
僕もチェックしてみると、明日の午後からしばらく雨が続くとある。
しばらく雨が続くということは、雨が上がっても2日は土を耕せない。
圃場に予定している畝のうち、5畝(真ん中に通路が通っているので。10山)がまだ手付かずだ。
その日の予定を変更して、他のスタッフの手も借りて、なんとか全畝マルチまで終わらせると、次の日の午後、雨が降り出して週をまたいで降り止まない。
こちらはマルチ張りまでできているので、次は枝豆のは種(種まき)。
雨の合間でもできる作業。
あの時、踏ん張って良かった〜。
と思っていると、圃場の様子がおかしい。
水が溢れている。
畝間はほとんど水たまり。
あまりにトントン拍子に進んだ話に、乗っかり過ぎていたんでしょう。
レイアウトデザインを詰めるとき、排水のコトが全く頭に無かったのです。
溝を切って排水路をつくるコトにしたのですが、掘る→土が出る→濡れてると重い→晴れを待つ。待ってる間にマルチをはがしたり、溝切りの準備をして。
溝切りは一気に進み、残り一本。
コレを切れば完了という時、雨が降ってきた。
明日の午前中まで天気はもつ予報。
この雨も小ぶりですみそうだ。
慌てて進めないで、大事をとって明日、雨が降り出す前に終わらせてしまおう。
この判断で、溝切りは約2週間、予定が遅れてしまう。
翌日、暗いうちから雨。
その後段取りがうまく合わせられず。。。
キリよく作業を進める大事さを学ぶのでした。
溝切りで排水はかなり改善されたのですが、雨が続くとまだぬかるみます。
畝間を歩きやすくするために、何か処置をしなければ。
ある程度の人数が同時に畑に入れるように、広めに設定した畝間。
防草シートを張ろうかと、幅も合わせていたので、まずやってみた。
しかし、全畝間に敷くだけのシートはなく、買って敷くとなるとかなりコスト高。
素材もできれば自然のものがいい。
と、いろいろ考えているところへ、いいモノが。
しかし、コレも量が足りず、今リビングマルチを検討中で、麦を試してみようと畝間には種し始めている今日この頃です。
圃場のデザインでは、場所の観察(季節や天気によって状況は変化する)から、
土台として必要なコト。
どのようにその場を使うか。
時間経過による変化。
出口のある作付け計画。
日々の作業性。
管理にかけられる時間。
使用する資材。
使用感。
など、立体的で、時間経過もふまえ、植物の特性も取り入れて考える必要があり、それはどれだけやったか。模索と直結した実践でのみ、深めるコトができるのでしょう。
準備から生産に入った圃場では、少しずつ“喜び”が生まれ始めています。
“喜び”がたわわに実るアタイグヮーデン作りに、ハマっていると、言わざるを得ないのが、現状なのです。