ジャケットの話しからだいぶ経ってしまいましたが、
ISLANDER Living Magazineでリリースした「Islander Loves Coffee」の中身についてです。
忘れもしない22歳の夏。
初めて沖縄に上陸した3泊4日のパック旅行中、迷いに迷ってようやくたどり着いた北谷町浜川の外人住宅にそのレコード屋はあった。
※写真は現在のBlue Beatです。
狭い室内にぎっしりのレコード。
流れる沖縄民謡。
数枚のレコードを購入してレンタカーに戻り、訳もわからずに待ちぼうけていた友達に「Blue Beat」で買い物をした嬉しさを独り言のように話し続けた。
車に荷物を詰め込んで、沖縄に住むために来たのが28歳の時。
コンビニで買った住宅情報誌を元に不動産屋に電話して、待ち合わせ場所に行ってみると、移転した「Blue Beat」の隣。
寝室の窓を開けると、キッチンという不思議な間取りのアパートだったけど即決。家賃は28,000円。
何回かお店に通ううちにようやくオーナーに話しかけれるようになったものの、いつも緊張気味だった。
ある日、オーナーに引越しの相談をすると「Blue Beat」も移転するという。
思い切って、隣のアパートから元「Blue Beat」に引越し。
約4年お店をやりながら2階に住んで、独身生活を満喫していた。
それから十数年、やっと普通に話せるようになった「Blue Beat」のオーナーでもある選曲家のDaddy-P氏と一緒にモノ作りが出来る日がくるなんて!
「Blue Beat」の棚に並んで。。。嬉しぃ〜!
コーヒータイムのBGMをテーマにお願いした今回のコンピレーションでは、カリブと沖縄の木陰が重なるような、シビレるカリビアン ヴィンテージ サウンドが23曲!
暮らしの中に流れる、渋めだけどカラフルな彩り。
レコードが発売された当時(50〜60年前)には、どんな色を放っていたのか。。。。
普段聞いている音楽を問わず、老若男女それぞれに響く一枚だと自負しております。
切り絵のジョナサンのジャケット兼ポスターもバッチリマッチ。
ジョナサン、ナイスカット!
リリース後のある日、「Blue Beat」に行くと、タイトルのLOVESのOの所にコーヒー豆が入っていて、パッケージを開けるとほのかに珈琲の薫りが。。
Daddy-Pワーク、勉強になります!